岩手県洋野町(町長:岡本正善、以下:洋野町)と神奈川県横浜市(市長:山中竹春)が連携し、株式会社まち未来製作所の再エネアグリゲーションプラットフォーム「e.CYCLE(いいサイクル)」を活用して進める再生可能エネルギー活用事業において、2025年7月2日、洋野町は町内の参画再エネ発電事業者へ感謝状を贈呈しました。

本取り組みは、「e.CYCLE(いいサイクル)」を通じて、洋野町産の再エネ電気を横浜市の需要家へ供給することで、横浜市の脱炭素に貢献すると同時に、まち未来製作所から売電収入の一部(0.15円/kWh)が洋野町へ地域活性化原資として還元される仕組みとなっています。これは、まち未来製作所から企業版ふるさと納税の形で町へ寄付されるもので、今回は令和6年度の売電実績に基づき、初の寄付が行われました。
洋野町の地域活性化原資の活用について
まち未来製作所から洋野町へ寄付された地域活性化原資は、「カーボンニュートラル推進事業(省エネ家電等買替え事業)」に活用されています。
家庭部門の温室効果ガス排出量が町内で最も多いことから、省エネ性能の高いエアコンや冷蔵庫への買い換えを支援し、脱炭素と家計負担の軽減を図るものです。対象機器には1台あたり最大3万円を地域商品券で助成し、町内消費の促進と経済活性化につなげています。
今後も「e.CYCLE(いいサイクル)」を活用し、再エネのさらなる地産地消や地域活性化を促進してまいります。
【洋野町 町長 岡本 正善 様 コメント】
本町では東日本大震災以降、再生可能エネルギーの導入は進んできたものの、導入後の利活用については課題を抱えておりました。「e.CYCLE(いいサイクル)」」は、これまでにない取り組みとして、地域脱炭素はもとより、地方創生・地域活性化に寄与する重要な事業の一つとして認識しています。
今後も「e.CYCLE(いいサイクル)」を活用しながらも、横浜市と洋野町、双方の地域がより発展していけるよう連携事業に取り組んでいきたいと思います
【まち未来製作所 代表取締役 青山 英明 コメント】
洋野町でのe.CYCLEは始まったばかりですが、自然豊かな岩手県洋野町と大都市横浜市が再生可能エネルギーでつながり、関係人口やさまざまな地方創生が生まれる基盤を作っていきたいと考えています。
この取り組みで、地域が持つ可能性を形に変え、持続可能な未来を実現する一歩にしていきたいと思います。
【「e.CYCLE(いいサイクル)」について】
「e.CYCLE(いいサイクル)」は、地域で発電された再生可能エネルギーを有効に活用するための電力流通プラットフォームです。
使いきれなかった再エネを他の地域に届ける仕組みにより、地産地消と地域間連携の両立を可能にしています。
電力取引で得た収益の一部は地域に還元され、再エネ導入と地域活性化の両面から持続可能なまちづくりを支えます。
現在全国の55市町村に展開しています(2025年6月現在)。

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