2025.07.14

「e.CYCLE(いいサイクル)」導入自治体50件突破!再エネの地産地消で進む地域共生と地方創生

Share

株式会社まち未来製作所(代表取締役:青山英明、本社:神奈川県横浜市、以下 まち未来製作所)は、同社が展開する再エネアグリゲーションプラットフォーム「e.CYCLE(いいサイクル)」の導入自治体数が全国50件を突破したことをお知らせいたします。

「e.CYCLE(いいサイクル)」は、再エネに関わる自治体、発電所、小売電気事業者、そして電力消費者をつなぐ再エネアグリケーションプラットフォームです。このシステムにより、再エネの“地産地消”や、再エネを産地から他地域に売電する“地域間流通”を可能にします。電力取引で得た収益の一部を「地域活性化原資」として再エネの産地へ還元することが「e.CYCLE(いいサイクル)」の最大の特長です。



「e.CYCLE(いいサイクル)開始の背景

2050年カーボンニュートラルに向け、再エネの重要性はますます高まっています。2025年2月に発表された第7次エネルギー基本計画では、2040年までにエネルギー自給率のうち再エネの割合を4〜5割とする目標が掲げられました。

再エネの利用拡大が進む一方、課題が多く残されています。その一つが、再エネ発電所が立地する地域への還元率の低さです。再エネ発電所の設置によって景観の変化や​、地域資源の消費が生じるにもかかわらず、多くの場合、​そこで生まれた電力や収益はその地域に戻りません。​そのため再エネ発電所に対して​抵抗感を示す地域も現れており、​条例や税制で規制をかける事例も出てきています。

このような背景から、2020年よりまち未来製作所では「e.CYCLE(いいサイクル)」の提供を開始し、全国各地の自治体と連携しながら、再エネの拡大と地域活性化に取り組んできました。


「e.CYCLE(いいサイクル)」から発生した地域活性化事業の事例

茨城県神栖市

2021年に茨城県神栖市と連携協定を締結し、「e.CYCLE KAMISU(いいサイクル神栖)」を導入しています。再エネの取引によって生まれた地域活性化原資は、地域コミュニティの活性化や地域レジリエンスの強化など神栖市の地域の活動に還元しています。

また、2025年4月には、EV車を導入し、神栖市役所の職員の公用車として活用するほか、災害・停電時の移動手段や非常用電源の確保にも利用されています。

神奈川県山北町

2023年3月に神奈川県企業庁と契約を締結し、 県営の神奈川県営玄倉第1発電所(愛称「e.CYCLE(いいサイクル)丹沢やまきた水力」)の電力買取及び地産地消を推進する「KANAGAWA e.CYCLE(かながわいいサイクル)」を始動しています。

この「KANAGAWA e.CYCLE(かながわいいサイクル)」によって生まれた地域活性化原資を活用し、山北町内の小中学校の全教室に、大型提示装置(電子黒板・大型モニター)の一斉導入を行い、目標水準である100%設置を実現しました。

【お問合せ】

・当社に関するお問合せは下記リンクのフォームからお気軽にお問合せください。

 https://machimirai.co.jp/contact

・その他、マスコミ、メディア、取材をご希望いただける方は下記アドレスにご連絡ください。

 まち未来製作所 広報宛

 メールアドレス:contact.pr@machimirai.co.jp

Share

関連記事

記事をすべて見る

【プレスリリース】RE100適合のe.CERT(地域活性化型環境証書)を千代田区にて提供開始しました

【プレスリリース】再エネ好循環モデル「グッドアラウンド」サービスの提供を開始しました

【プレスリリース】いわき市と連携協定を締結、福島県内6自治体目の導入

【メディア掲載】新・公民連携最前線(日経BP総合研究所)にて弊社代表インタビュー記事掲載

【プレスリリース】茨城県神栖市出身のトライアスロン・安松選手とスポンサー契約を締結

【プレスリリース】まち未来製作所、京セラとカーボンニュートラルに向けて協業

京セラ、まち未来製作所、九電工の協業により、鹿児島県霧島市での持続可能な再エネ地産地消スキームを4月より開始

【プレスリリース】今年のクリスマスはCO₂ゼロに。みなとみらい・山下公園等イルミネーションの脱炭素化に貢献

再エネの“地域間流通”で生まれた収益を地元へ。神栖市、EV車導入など地域活性化施策を展開〜地域で生まれた電力を都市に届け、得た収益で地元を支える「いいサイクル神栖」〜

【プレスリリース】「e.CYCLE」が横浜市といわき市をつなぐ再エネ活用の連携協定を締結

【プレスリリース】日本初、県営水力が地域のICT教育を充実<e.CYCLE/神奈川県山北町>

再エネの地産地消を実現する「e.CYCLE(いいサイクル)」、取り扱う水力発電が全国17か所、合計70,000キロワットを突破

【プレスリリース】国内初再エネ流通モデル「グッドアラウンド」による地域活性化事業の開始

【プレスリリース】横浜市立大学大学院との共同研究開始及びサテライトオフィス開所

【プレスリリース】まち未来製作所と茨城県神栖市、再エネと地域をつなぐ「e.CYCLE」23年度取り組みを発表

【プレスリリース】北海道支店にて「e.CYCLE」フィールドデザインチーム始動

【プレスリリース】再エネアグリゲーションサービス「グッドアラウンド」に 新メニュー「プロテクトプラン」を追加いたしました。

再エネで“地産地消”を実現する まち未来製作所、行政DXを支援するプレイネクストラボと連携を開始〜第一弾として、茨城県神栖市のLINE公式アカウントを4月1日より一般公開〜

【プレスリリース】サービス名称変更のお知らせ:グッドアラウンドは「e.CYCLE(いいサイクル)」へ進化いたします

【プレスリリース】「 e.CYCLE 」に 国際再エネ証書「 I -REC 」 を 導入

大阪市の電力を“つくる・つかう・つなぐ”地域循環へ。「e.CYCLE(いいサイクル)」を活用し、住宅や事業所の太陽光余剰電力を大阪市の再エネに〜卒FITならお得に売却、さらに「Osaka Point」を進呈〜

まち未来製作所、「e.CYCLE」で京セラの国内6拠点での再エネ化を支援

【プレスリリース】まち未来製作所、「e.CYCLE」で京セラ本社の再エネ化を支援

まち未来製作所、横浜市立大学と共同で洋上風力BRPの高度化に着手 〜 再エネによる地方創生と事業収益の改善を推進 〜

【プレスリリース】株式会社まち未来製作所と映像ワークショップ合同会社が業務提携を締結

【プレスリリース】電力リバースオークション「エネオク」と連携し、秋田県八峰町で地域活性化支援開始

記事をすべて見る

事業の活用について
お気軽にご相談ください。

事業についてお問い合わせ